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双眼鏡の基礎知識


視界


実視界

双眼鏡を動かさずに見ることのできる範囲を、対物レンズの中心から測った角度です。実視界が大きいほど見える視野は広くなります。たとえば動きの速い野鳥を視野に入れておくためには、実視界が広いほど有利です。また、天体観察でも実視界が広いほど小さい星雲、星団を見つけやすくなります。双眼鏡に8×42 7.0°と表示されている場合「7.0°」が実視界となります。

実視界



見掛け視界

双眼鏡をのぞいた時、その視野がどの位の角度に広がって見えるかを表します。
見掛け視界が大きいと、高倍率でも実視界が広くなり、迫力ある見え味が楽しめます。
旧JIS規格(JIS B7121:1993)では、下記のとおり定義されていました。


見掛け視界=実視界×倍率
(この計算式では、見掛け視界65°以上を広視界双眼鏡と呼びます。)

ISO規格(14132-1:2002)および望遠鏡新JIS規格(特性 JIS B7121:2007,用語 JIS B7157:2003)では、下記のような定義に変更されております。

tan ω' = Γ × tan ω
見掛け視界:2ω'
実視界:2ω
倍率:Γ

(この計算式では、見掛け視界60°以上を広視界双眼鏡と呼びます。)


新JIS規格による見掛け視界の計算
見掛け視界

例えば、倍率8、実視界7.0度の双眼鏡の見掛け視界は、以下のようになります。

2ω' = 2 × tan-1(Γ × tan ω)
= 2 × tan-1(8 × tan 3.5°)
= 52.1°




1000mにおける視界

1000m先の物体を、双眼鏡を動かさないで見ることが出来る範囲をm(メートル)で表したものです。「8×42 7.0°」の双眼鏡の場合は、次の様にして計算されます。

1000mにおける視界=2×1000m tan (7.0÷2)=122m


1000mにおける視界

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